●内分泌の病気が心配になったら

当院では、内分泌(ホルモン系)の異常に伴う疾患の診療も行っています。内分泌とは、ホルモンを介した体内における細胞間の情報伝達システムと大きく理解されます。内分泌システムではホルモンのバランスにより体内の恒常性を維持しようとします。多すぎたり、少なくなったりしたホルモンのバランスの異常が様々な疾患を引き起こすのです。

内分泌の異常に伴う疾患で多いのは、高血圧に関連した病気です。
「20歳~30歳台から、高血圧と言われている」
「降圧剤を何種類も飲んでいるのにコントロールが難しい」
「低カリウム血症といわれたことがある」
「血圧変動が大きい」
などは、本態性高血圧ではない可能性があります。

治療法を変えるとコントロールが可能となる場合があり、中には手術で治癒が可能な高血圧もあります。何か変だなと思う高血圧があれば、ご相談ください。

内科系の内分泌疾患を中心に対応しています。高血圧、糖尿病など多くの方が抱える疾患のうち一部に、内分泌診療を必要とする疾患が隠れています。何か変だなと思うきっかけとなる症状をまとめました。

・食べすぎがないのに、太ってくる
・手足は細いのに、おなかが大きくなってくる
・尿路結石や血尿を何度も繰り返す
・うつ症状の背景になる内分泌疾患も多いです
・異常な空腹感と冷汗
(女性の場合)
・声が太くなる
・妊娠をしていないのに、生理が止まった
・妊娠していないのに、乳汁分泌がある

○どういった疾患に対応しますか

病気を疑った場合のスクリーニング検査を行うことが可能です。入院精査や外科治療が必要となった場合は、検査・治療可能な医療機関へご紹介します。検査終了後、内服加療となった場合も対応します。

・副甲状腺の病気
-副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症
・副腎の病気
-原発性アルドステロン症
-クッシング症候群、サブクリニカルクッシング症候群
-褐色細胞腫
-副腎偶発腫
-副腎皮質機能低下症
・下垂体の病気
-下垂体腺腫
-下垂体機能低下症

○どういった検査を行いますか

・血液検査
-血球検査、血糖、HbA1c、尿検査は当日結果のご説明が可能です。
・安静採血検査
-ホルモン値の採血には、安静臥床15~30分が望ましい場合があります。
-検査結果は1週間程度でご報告できます。
・負荷試験
-1~2時間程度かかる検査です。
-外来にて検査可能な安全な試薬を用いた検査を行います。
-入院検査が必要となった場合は、検査可能な医療機関へご紹介いたします。
・画像検査
-画像検査を専門的に行う医療機関へご紹介し、当院にて結果説明を行うことが可能です。

●甲状腺の病気が心配になったら

当院では、内分泌(ホルモン)の異常に伴う疾患の診療も行っています。内分泌疾患で特に多いのが、甲状腺の病気です。甲状腺外来では、甲状腺のはれや甲状腺機能異常に伴う症状が心配という理由でご相談を受けることが多いです。

・甲状腺のはれ
甲状腺は、のどの中央、のどぼとけの下側に位置します。ほとんどの結節に痛みはありませんが、痛みや熱を伴って腫れてくることもあります。

・甲状腺機能異常に伴う症状
甲状腺機能異常に伴う症状は多岐に及びます。「なんとなく具合が悪い」といった状況から、診断に至る例もあります。特に甲状腺機能異常に典型的な症状をまとめます。

とくやまクリニック 内分泌外来(甲状腺外来)

●どのような検査を行いますか?(※当院で可能な検査)

・血液検査※
-甲状腺の機能に異常がないか、甲状腺ホルモンを調べます。
-甲状腺に病気をおこしやすい体質がないか、自己抗体を調べます。
-甲状腺ホルモンや自己抗体は検査結果が出るまでに数日必要です。
(血球検査、血糖、HbA1c、尿検査は当日結果のご説明が可能です)

・超音波検査※
-甲状腺の大きさ、結節の有無や結節の性状、血流などの評価が可能です。
-超音波だけで、結節の両悪性の確定診断は困難ですが、穿刺吸引細胞診を必要とする
結節かどうかを判断します。
-経過観察中は結節の大きさの変化を確認するのに有用です。
-初診時に超音波検査を行うことも可能ですので、初診予約時にご確認ください。

・甲状腺穿刺吸引細胞診
-甲状腺の結節を中心に、性質を知るのに必要な検査です。
-検査可能施設へご紹介します。

・CT検査・MRI検査 
-甲状腺が大きく、超音波検査で甲状腺の全体像の確認が困難な場合に必要となります。
-画像検査を専門的に行う医療機関へご紹介し、当院にて結果説明を行うことが可能です。

・核医学検査
-甲状腺の機能性を確認する検査です。
-検査が必要な場合は検査施行可能施設へご紹介します。